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美容鍼
美容鍼の効果
・たるみ ほうれい線の減少 リフトアップ
お顔がたるみ、ほうれい線が濃くなってくる原因は様々ですが、その中でも大きな要因が表情筋のたるみです。お顔の表情筋というのは、抗重力筋と呼ばれる、重力に抗うために発達してきた筋肉です。この表情筋が年齢とともに弱まってきてしまうことにより、重力に負けて筋肉が引き下げられ、お顔のたるみという形で表れてきてしまいます。
当院では、多数の鍼で多くの筋肉を同時に刺激します。お顔の筋肉というのは、個々にそれぞれ単体で存在しているのではなく、薄い筋膜で全てつながっています。そのため、様々な表情筋を同時に刺激して表情筋全体を活性化することがリフトアップにつながります。
・小顔効果 むくみの減少
お顔が本来よりも大きく見えてしまうのにはいくつかの原因が考えれます。ものを噛む際に、咀嚼筋というお顔の筋肉を使います。咀嚼筋は3つの筋肉の層からなり、その最も表側にある筋肉が咬筋(こうきん)です。食べる際に強く噛んでしまう方や、食いしばることが多い、歯ぎしりをする方はこの咬筋がこり、固く張った状態になってしまいます。この咬筋に対して、効果的に鍼を刺してほぐしていきます。
また、身体に余分な水分が溜まりこむと、お顔にはむくみが表れます。 お顔がむくむと、身体はスリムなのに太っているように見えてしまうこともあります。むくみは、体の冷え、塩分やアルコールの取りすぎなどで起こります。また自律神経の乱れや、腎臓や肝臓の機能低下により代謝が滞ることでもむくみが起こってきます。全身的な施術を行うこともありますが、お顔に鍼を刺すことで、むくみを軽減させることができます。日常的には、ご自身で気をつけられる範囲で生活習慣を整えることが大切です。
・美白効果 肌質向上
お顔に鍼を刺すと血行が促進され肌のターンオーバーを活性化させます。
そのことにより、美白効果と肌質の向上が期待できます。ターンオーバーの周期に合わせ、2週間~1ヶ月程度をかけて徐々にお肌が整えられていきます。そのため、美容鍼開始直後は週に1回~2回程度と間隔をあまり開けずに施術して状態を向上させるのが望ましく、状態が整ってくると、月に1~2回程度の施術で状態を維持していくことが理想的です。
また、筋肉だけでなくお顔の皮膚自体の活性化によるリフトアップ効果も見込めます。
内出血
身体に鍼を刺すと、皮下組織にわずかな損傷が起こりますが、鍼で血管が損傷した際にその周辺に血液がにじみ出てきます。にじみ出た血液が皮膚の外に出た場合は出血、そして皮膚の外に出ないで皮膚内に留まった場合には内出血となります。
健康な血管は弾力に富んでいるので、鍼が当たっても避けてくれます。しかし、血流の滞りなどにより血管に充分な酸素が送り込まれていないなどの理由で血管の健康状態が損ねられ、弾力性を失っている場合には、鍼を避けきることができずに損傷をしてしまいます。お顔には、身体の他の部分に比べて毛細血管が密集して存在しているため、身体よりも出血や内出血が起こる可能性が高くなります。とはいえ発生確率としては低いですが、これら出血や内出血は身体の正常な生体反応によるものなので、完全に避けて鍼を刺すということはできません。
内出血は、肘をぶつけて打撲した時などにできる青あざと同様で、皮膚が青色や赤みがかった紫色に見えるようになります。内出血は皮膚が薄い部分にできると目立ちやすくなります。
お顔では、特に目の周囲の皮膚が薄く、その部分で内出血が起きると、目立ちやすく、また広がりやすい傾向があります。そのため内出血のリスクを少なくするためには、この部分への施術を避けることになります。しかし、目の下のたるみやクマには直接鍼を刺すことが有効な大切な場所でもあるので、当院ではリスクを最大限減らすために鍼の中で最も細い極細の鍼を使用し、熟練の鍼灸師が丁寧に時間をかけて施術します。しかしながらリスクの完全回避は難しいため、結婚式等のイベント前には必ずご相談ください。
皮膚のごく表面に近い位置の血管が損傷した場合にはすぐに内出血が確認できますが、皮膚の深い部分の血管が損傷した場合には、すぐには内出血となって現れず、数時間後や翌日以降に出てくることがあります。また、施術直後には点のようなわずかな範囲だった内出血が、時間の経過とともに広がってくることもあります。その場合、重力によって下側に広がることが多く見られます。
また、血管の損傷がごくわずかで、血液がにじみ出るほどの状態ではない場合には、内出血になることはありません。しかしその後に、お顔をマッサージしたり、洗顔の際にゴシゴシと強く皮膚をごすったりなど強めの刺激を与えてしまうと、血管の損傷が大きくなって内出血が起きてしまうこともあります。そのため、美容鍼灸の施術を受けた後には、お顔への強い刺激は避け、お肌をいたわる様にしてあげることが、内出血の予防として重要です。
早い場合は3日ほどで、通常は1週間~数週間程度で完全に吸収され、どんなに目立つ内出血となった場合でも必ず消えて、痕に残るということはありません。
私たちの身体には傷などのダメージを修復し、再生する働きが備わっています。出血・内出血した場所においても、血中に含まれる成分などの働きにより修復し、再生を促していきます。
内出血が発生した場合、見た目としてあまりよくないですが、血液が豊富な状態を保てるため、肌の再生には良い影響を与えてくれます。
東洋医学では、血脈から血が漏出しないようにする働きのことを統血(とうけつ)と呼んでいます。この統血作用を考慮に入れたお顔や身体へのアプローチを行っています。これまでの検証結果から、施術する部位の順序を調整、また鍼を刺す、抜く際のスピードや角度などを調整した施術を行っています。
早く治すには・・・
1、早めに冷やす
内出血が起きた部分では炎症が起きています。炎症が起きるとその部分は熱を持ちますので、その熱を取ってあげることにより炎症を抑えることができます。アイスノンや氷を入れたビニール袋を、薄手のタオルやハンカチで覆い、優しく添えるようにして冷やしてあげてください。冷やしすぎにはご注意ください。
2、熱が引いたら温める
内出血が出た部分が熱をもたなくなってきたら、今度は温めてあげます。血行が良くなり、その部分に酸素や栄養がたくさん運ばれてくるようになりますので、治りが早くなります。
3、食事に気を付ける
身体の血流を促進することで治りが早くなりますので、活発な血液を作るために必要な栄養成分を食事から積極的に摂ることが有効です。それは、酸素を運搬をする役割を担うヘモグロビンを作りだすための鉄分と良質のたんぱく質、そして赤血球の形成のためのビタミンB12と葉酸です。また、鉄分を効率よく吸収するためのビタミンCを一緒に摂ることが重要です。
お顔の左右差(ゆがみ)にご注意
身体のバランスの崩れは、より上の部分の筋肉で修正しようとするので、特に首肩まわりの筋肉への負担が大きくなり、凝ってきます。それが今度はお顔の筋肉への負担となりお顔にゆがみが出てきています。身体のバランスの崩れは、次のような普段の何気ない行動から生まれてきます。
・立ち姿勢の癖
電車やバスに乗っている時、待ち合わせの時など立っている時にいつも片方の足に体重をかけてしまう。
・座っているときの癖
椅子に座っている時に、つい足を組んでしまう。
・寝るときの癖
いつも同じ方向を向いて寝てしまう。
・バッグや荷物を持つときの癖
バッグをいつも同じ方の肩にかけてしまう。リュックサックを肩がけでかけてしまう
・利き目
人間は左右どちらかの利き目をメインにして物を見ています。もう片方の目でそれを補うことで立体的に捉えることができるようになっています。そのため利き目が良く使われるのでその周りの筋肉がこり、もう一方の目では、次第に筋肉が衰えてたるんできてしまいます。
・噛み癖 歯ぎしり
いつも同じ側ばかり使ってしまう方は、片側の咬筋が特に発達して緊張した状態になってきてしまいます。また歯ぎしりをする方も、この咬筋が固くこり固まってきてしまいます。この咬筋の緊張度合いの左右差が、そのままお顔の左右差・ゆがみとなって表れてしまいます。
・がんばり笑顔
接客業などでいつも笑顔でいなければならない方は、表情筋に疲れがたまりコリ固まってしまいます。それが原因で自然な表情が作りにくくなり、笑顔を作るためにより頑張らなければなりません。その結果、表情筋がこってしまうという悪循環に陥ります。
バランスの崩れが大きいときは全身とお顔を治療する必要がありますが、バランスを大きく崩さずに維持するためにも日頃の行動が大切です。思い出した時だけでも大丈夫ですので、普段から意識してみてください。